真空断熱材 VIP

真空断熱VIP

■真空断熱材とは・・・

◆多孔質構造の芯材をラミネートフィルムで被覆した後、内部を乾燥減圧して封止した断熱材です。

◆気体熱伝導率の寄与が殆どゼロになるため、優れた断熱性能を得ることが出来ます。

◆身近な所では家庭用冷蔵庫(外寸が同じでも庫内容積を増やせる)や電気ポットの保温等で使われています。

◆極めて薄い形状で、優れた断熱効果を発揮します。

■真空断熱材開発の経緯

◆以前、冷蔵庫に使われていた特定フロン(CFC11:断熱材発泡剤、CFC12:冷媒)はオゾン層を破壊し、地球温暖化の影響も大きいため、1996年から製造が禁止されています。そこで、オゾン層を破壊せず、地球温暖 化の影響も極めて小さいシクロペンタンやイソブタンへ切り替わってきました。  
 結果、断熱材は、PUR(ポリウレタン)の代替断熱材として真空断熱材の開発が始まりました。その後、家庭用冷蔵庫のトップランナー制度導入による省エネ化によって、真空断熱材で筐体の断熱性を高め、コンプレッサーのダ ウンサイジング化と併せて消費電力の低下(約50%ダウン)と内容積拡大による収容量の増加を実現しました。
 真空(Vacuum)、断熱(Insulation)、板(Panel)の頭文字です。
 ガラス繊維などの断熱性のある芯材を、ガスバリア性を付与した複合フィルムで作った外装袋に入れて、中を真空にした断熱パネルのことです。

■真空断熱材の構造

◆多孔質構造の芯材(高密度グラスウール)をラミネートフィルム(魔法瓶)で被覆し、内部を乾燥減圧して
 封止した構造です。

真空断熱材の効果

真空断熱材断面図

■他の断熱材と真空断熱材の断熱性能の違いは?

◆代表的な断熱材との厚みの比較

■断熱性能は?

◆見かけの熱伝導率は、各伝導率の和。

■断熱性能は?

  厚み(mm) 熱貫流率(W/m2・K) 熱抵抗値(m2・K/W) 熱伝導率(W/m・K)
グラスウール(10K) 50 1.00 1.0 0.050
EPS(1号) 50 0.71 1.4 0.036
XPS(3種) 50 0.56 1.8 0.028
PUR(ウレタン) 50 0.43 2.3 0.022
フェノールフォーム 50 0.40 2.5 0.020
VIP 10 0.33 3.3 0.021

※製造上、VIPの厚みは8/10/12/15/18/20mmです。
※VIP熱伝導率 0.0021は保証値(最低値)です。

■断熱性能比較(各種数値)

◆真空断熱材「断熱VIP」の熱伝導率は、0.0021W/m・K(保証値)という優れた断熱性能を実現しています。

■実際の断熱効果

◆ドライアイスと断熱ボックスによるの保冷試験で、一般的な発泡断熱材に対して真空断熱材「断熱VIP」は
  約2.5倍もの保冷能力が確認されました。

■真空断熱材「断熱VIP」のメリット

◆非常に薄いので、狭い空間にも設置可能。
今まで施工できなかったスペースに施工できるので、応用範囲は無限大。様々な分野での活躍が期待されます。

◆施工工期が早いので、工事コストを低減。
施工はモジュールを貼り付けるだけ。工事に余計な日数を必要としません。

◆環境負荷軽減のフロン使用ゼロ。しかも省エネに貢献
環境負荷の軽減 ⇒ 製品廃棄時の材質毎の分解が容易で、芯材のグラスウールはリサイクル可能です。
省エネ効果も抜群。

■真空断熱材「断熱VIP」の加工形状

◆最大加工寸法1400㎜×700㎜まで
 標準厚み:8/10/12/15/18mm
 最小寸法:100mm×50mm
(厚さは上記以外3㎜以上で可能・サイズはご相談承ります)
◆穴あけ、直角曲げ、アール曲げ、ウレタン発泡複合、
  箱型、筒型等様々な形状に加工可能。


■真空断熱材「断熱VIP」の用途事例

◆真空断熱材の用途は無限大です。既に様々なところで活躍中です。

◆こんなところで活躍中です。